家庭が崩壊し易くなった原因

家庭が崩壊し易くなった原因

 

「現代家庭の様相と問題点」題目

1.「家庭が崩壊し易くなった原因」

2.「夫婦のみで解決しようとしてはいけない」

 

書いた人

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行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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変わったな、と思う。

 

いや、家庭、そして家族が、だよ。

 

時代の変化という背景な事情もあるのだろうけれど、
男と女の意識的な改革による影響もかなり大きいと思う。

まぁ、それを変えたのも時代なのだけれど。

 

 

雇用や生活環境も大分変わった。

今では男が出稼ぎに行って、女は家を守る、といった、
昔ながらの家庭のあり方もなかなか成立しにくくなってきているな。

 

でも、こんなのは別に大した問題じゃない。

 

最も家庭に影響を及ぼしたのは、コミュニケーションの変化だろう。

 

 

ネットと携帯電話。

 

この二つが家族のあり方を変えた。

 

人とつながりやすくなったという意見もあるだろうけれど、
むしろ、これの影響で人付き合いは昔に比べて、より閉鎖的、排他的になったと思う。

 

理由はいちいち説明しなくとも、わかるだろう。

 

ネットも、携帯も、一見、能動性があるように見えて、
実は極めて受動的な媒体だからね。

 

 

通信技術の発達は、人から思考力と主体性を奪ってしまった。

 

ソーシャルな時代なんて言われているけれど、上っ面だけだな。

ネット社会の一体、どこが社会的、社交的なのか。

 

 

まぁ、利便性は認めるよ。

情報が表に出易くなっていることについても、悪いことばかりだとは思わない。

 

今、あなたが見ているこのサイトも、れっきとしたネット社会の産物だ。

 

あくまでつながるきっかけとしてだけで見るのであれば、
ネットの発達は社会の大きな進歩であったと思う。

 

ただ、ネット上の関係はそれをきっかけにしてリアルでつながったりでもしない限りは、
基本的に責任という緊張感が伴わない。

 

情報を発信する側、受信する側、お互いに、ね。

 

そしてさらに、ネット検索で上位に出てくるような情報は、
アフィリエイト等の利益性の絡んだSeoの蔓延等の事情もあって、非常に平坦というか・・・

 

身もフタもなく言うと、ただ「知るだけ」で役に立たない知識がほとんどなんだ。

 

そんな中身の伴わない一般論が氾濫しているような場が、
今、物事を調べたり、何かを決断するための一般ツールとして定着してしまっている。

 

その影響もあってか、近年では家庭や婚姻に限った話ではなく、
物事について、己の信念や哲学を持っているようなタイプが非常に少ない。

 

「自分はこうだと思う」、「こうあるべきだ」というように、
物事に対して自分で考え、自分なりの答えを持とうとする主体性がないんだ。

そのくせ、一般論や他所からの受け売りであろう借り物の正論等、
つまらない小手先の知識に関してはやたらと五月蝿い。

 

そこには個人の哲学、信念なんてものは存在しない。

 

みな、ネット上で得たツギハギの知識だ。

 

だから、自分にとって都合のいい部分に関しては「それっぽいこと」が言えるけれど、
具体的な実現方法や負荷について問うと、何も答えることができない。

都合が悪い、見たくない情報については、
中身を吟味する機会すら設ける必要なく、簡単にシャットアウトできてしまう。

 

要は、自分が希望する情報しか見なくて良い環境で生活しているものだから、
不利益な情報を真正面から受け止められるだけのストレス耐性が形成されないんだ。

 

ある意味、現代のネット社会の様相は、
インフォメーション・ヘイブン(情報回避地)とでも言うべきだろう。

 

情報自体は溢れかえっているけれど、
個人がアクセスする情報はその趣向に偏り、そして限られている。

 

これは、それによる弊害とも言える事象だね。

 

近年、ちょこちょこ話題に上がる「新型うつ」なんてのも、
これが原因で起きているものなんじゃないかと個人的に考えている。

 

 

 

・・・・まずいな。

 

なんか、単なるネットの危険性の話みたいになってきてしまった。

 

全部書いていたら収拾がつかなくなりそうだから、
申し訳ないけれど、問題背景の説明に関しては一旦、ここで切る。

 

 

まぁ、平たく言うと、ステレオタイプな阿呆が増えたということだよ。

 

男女共に、ね。

 

 

それに伴い、家庭内で起こる問題にも変化が見られるようになってきたというわけだ。

 

DV、モラハラ等の言葉の独り歩きや、吹けば飛ぶような借り物の倫理観なんか、
その影響の最もたるものだと言っていい。

 

 

また、発展、進化したコミュニケーションツールは通信技術だけじゃない。

 

交通機関等の移動手段についても、だ。

 

交通の便が良くなった影響で、家庭を持つ、家を出るといったことを、
一つの「垣根」として捉えようとする考え方が、近年、弱くなってきたな、と感じる。

 

簡単に言うと、親、子、共に子離れ、親離れができなくなってきているということだよ。

 

それによって、家庭内の問題も当事者だけでなく、
親族も交えた大きなトラブルに見舞われるようなケースが後を絶たない。

 

一時期、学校施設等でヘリコプター・ペアレントなんていう言葉が流行ったけれど、
これはその家庭版だと言ってもいい。

 

親は常に家庭を監視し、子は何か問題があればいつでも親に泣きつける。

 

そして、問題があればすぐに親族が急降下してきて、家庭内の問題に口出しをしたりする、
これが今の家庭環境で大きな問題となっているんだ。

 

基本的に僕は家庭を育んでいくにあたって、
お互いの親族が気軽に出入りできるような環境は最悪の状態だと思っている。

 

袂を割ったら、もう、そこは他所の家庭なんだよ。

 

いくら親族とはいえ、超えてはならない一線はあるはずなのに、
その線引きがうまくできていない家庭が増えてきているな。

 

これらの問題は、正に世情という外面的事情が家庭に変化を促した事象だと言える。

 

 

しかし、家庭とは内側の事情。

本来、外面的な事情によって変化が促される類のものではない。

 

 

ただ、ツールが極端なスピードで進化しまくってしまったから、
現在、それに振り回されている状態なんだ。

 

大事なのは家庭に対する己自身の信念と哲学、
そして、それをパートナーや子と実現するためのコミュニケーション能力を持つことだよ。

 

これはいつの時代であっても変わらない。

 

今の時代、そういった主体となるものがない、もとい弱いから、
こんな外面的な刺激なんかで家庭のあり方が右往左往したりするんだ。

 

逆にそれさえ持っているのであれば、
いかに時代や環境が変化したとしても、「自分の家庭」を作ることはできる。

 

 

家庭は他人の方法論などで語るものではない。

 

 

何が正しいことなのか、それを判断するのは自分自身ということだよ。

 

それがない家庭は、ただのルール決めされた共同生活でしかないんだ。

 

 

あなたは、家庭について語れる自分の言葉を持っているか。

 

 

 

 

・家庭問題のワンポイント

家庭が揺らいでしまうのは信念がないからだよ。

そして信念を持てないのは、自分が傷つくことを恐れているからだ。

 

それ以上、ここで語ることはない。

 

相談は引き受ける。

 

 

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