面接交渉は弁護士に頼むべきか

面会の交渉は自分で行うべき理由

 

「面接交渉・面会交流権について」題目

1.「面接交渉は法律論では語れない」

2.「子に会わせてくれない妻への対処法」

3.「面会の交渉は自分で行うべき理由」

 

関連法律知識

・親権の変更と喪失

・面会交流の権利性と不当な面会拒否

 

お知らせ

 共同親権の獲得によって面会事情は変わるのか

 

書いた人

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行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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離婚時において、弁護士に面会の交渉を委託するような人もいるとは思う。

確かに、もう相手と対面で話し合いができないような状況なのであれば、
それも仕方のない対応だろう。

 

でも、こんなのは最終手段だよ。

当たり前のように他人に委託をするようなもんじゃない。

 

 

勘違いをしちゃあ、いけない。

 

離婚後に相手と連絡を取って子に面会をするのは弁護士じゃなくて、自分なんだ。

他人に交渉を任せてしまって、その後、相手との関係性が築けるか?

 

 

無理だ。

 

 

特に離婚後の面会における相手との関係は、
「政治」のような関係性を保たねばならない微妙なものなんだ。

 

・前項目でうまく面会できているケースとそうでないケースとの差は、
一体、何なのかを議題に挙げたね。

 

大まかな言い方をすると、
相手との間でそういう「政治的」な関係性を築けているかどうかなんだよ。

 

離婚するのだから、お互いにお互いの存在が面白くないのは当然だろう。

でも、面会をうまく成立させていくには、
その面白くない中でお互いの利害を調整できるような関係性を築くことが大事なんだ。

 

別に弁護士が悪いわけじゃないけれど、
そういったケンカの代行人を挟んでしまったら、まあ、まず無理だと思う。

 

なんとかまとめたとしても、
所詮、権利と義務とやらで、かろうじて繕われた仮初めの関係だ。

権利義務の実効性が怪しくなってくれば、あっという間に砕け散る。

 

 

大切なのは当事者同士の歩み寄り、そして、譲歩だよ。

 

・・・政治的だろう?

 

 

これは、「いざとなれば訴えればいい」なんて考え方をしていては、
決してたどり着けない境地だよ。

 

 

政治の世界は、本当にぶっ放したら負けなんだ。

 

 

「共存」こそが面会のキーポイント。

 

それを覚えておいてもらいたい。

 

 

・面接交渉・面会交流のワンポイント

面会交流に限った話ではないけれど、
家庭内での問題は当事者の感情面での衝動が絡む問題でもある。

まあ、ここが最も厄介な部分でもあるな。

 

ひとまず、面会ができなくなってしまったとしても落ち着くことだ。

一生会えなくなるようなケースなんか、むしろ稀だと思うからね。

 

人が思い通りに動かないからといって、
カンシャクを起こして無理に動かそうだなんて考えてはダメだ。

そういう時は、敢えて自分からは動かないことも必要だろう。

 

 

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