仕事と家庭の両立法 妻は夫に嫉妬することもある

妻は夫に嫉妬することもある

 

「仕事と家庭の両立法」題目

1.「妻は夫に嫉妬することもある」

2.「男は仕事と家庭、どちらを優先すべきか」

 

書いた人

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行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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仕事は男の人生にとって、重要な意味を持つ。

日頃のエネルギーの大半をそれに注ぐことは、別段、おかしなことではない。

 

しかし、それらの行為について、
家族も手放しで応援してくれるものと考えてしまうのは早計だ。

 

 

家族のために頑張っているってのは、主観だろう。

 

 

家族から見たら、「自分だけ楽しんでいる」と思われていたとしても、おかしくはない。

 

男は特にこの辺の脇が甘いから、注意するんだ。

 

 

 

家族だから、嫉妬なんてしない?

 

いくらなんでも、危機感がなさ過ぎだよ。

 

自分の家族だけじゃない。

親兄弟であったって、この手の嫉妬はするもんだ。

 

身内は神ではないからね。

 

 

仕事がうまくいけば家族も潤うのだから、皆にとっても良いことじゃないかって?

 

そりゃあ、男のノーミソの考え方だな。

 

 

経済的な充実というのは、
即物的な欲求や生活面での安心感を満たすだけのもの。

 

人間が価値観を抱くのはそれだけとは限らないだろう。

 

家族、特に女が生活の何に対してプライオリティを置いたりする生き物なのか、
もう少し勉強をし直した方が良い。

 

 

仕事による適度な負荷と、それを打破、もしくは達成して成果をあげることへの充実感、
これは実際にそれを行った人間にしか享受することができない。

だから、結果的に家族への利益に繋がるからといっても、
その結果に対して、家族も同じように喜び、応援し続けてくれるとは限らないのが現実だ。

 

 

また、本人が社会から認められた刺激は、厳密な意味合いでは家族と共有できない。

家族からすれば、一人で「キラキラ」している状態の夫に対して妬ましいと思ったり、
自分の求めに気付いてくれない様子が腹立たしく見えたりすることだって、ある。

 

これは「やめろ」と言って、収まるもんじゃない。

 

そういう、ドロドロしたものも含めて、人間なんだよ。

 

 

ところが前述の通り、仕事に出ている本人からしたら、
家族の為になるのだから、と、良かれと思っているようなケースも少なくないわけだ。

 

仕事の事で奥さんに原因不明のハンストを起こされているような人は、
少し立ち止まって、現状を思い返してみてもらいたい。

 

主観的な損得勘定でケリをつけられるほど、人間関係は甘くないんだ。

 

なまじ経済面等での間接的な利益はあるがゆえに盲点となり易い点ではあるけれど、
男はこの点について、よくキモに命じておかなければならない。

 

 

稼いでいるのだから、良いだろうって?

 

バカを言っちゃあ、いけない。

 

それではなぜ、特に生活に不自由していない専業主婦等が離婚や不倫に走るのか。

 

 

家庭は互いにとっての、魂の拠り所でなければならないんだ。

 

それすなわち、還る場所だよ。

 

 

どんなに外でバカをやっても、最終的にはそこに帰ってくる。

 

 

いや、帰ってくることができる。

 

そういう場所だ。

 

 

でなきゃ、こんないくらでも逃げ道が用意されているようなご時勢で、
負荷だらけの婚姻生活を続けていくことなんて、できるもんか。

 

 

この手のことは失敗をして、初めて気付くことができる類のものだ。

 

ただ、「失敗した」と気付いた時には、もう遅い。

 

 

人間関係は先に進むことはできても、巻き戻すことはできないからね。

 

 

自分に向けられた猜疑心を、侮ってはならない。

 

 

 

 

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