子が父親の実績を認めてくれるとは限らない

子が父親の実績を認めてくれるとは限らない

 

「男の親権問題」題目

1.「父親は親権者になれるか」

2.「親権を取りたい父親が考えなければならないこと」

3.「離婚したとしても親子の関係はなくならない」

4.「子が父親の実績を認めてくれるとは限らない」

 

書いた人

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行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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親権の話をするのは気が重いと思う。

子に対して話をする場合なんかは、なおさらだろう。

 

母親の方が良い、と、子から引導を渡されるような目に遭うこともある。

 

場合によっては母親の不倫相手の方が良い、なんて言われる場合もあるかもしれない。

 

 

辛いな。

 

これまで一生懸命、家庭を支えてきたと自負しているのであれば、
恐らく、この世の終わりかのような思いをしていると思う。

 

でも、こうなってしまうのは、ある意味では仕方のない事象であるとも言える。

 

親父の努力や愛情ってのは、基本的に子には伝わりにくいんだよ。

 

確かに、子は大人に比べて感受性がとても高くて、
人の感情の動きや態度に関しては、大人以上のカンの良さを見せる場合もある。

でも、親父が積み上げてきた努力や愛情の証ってのは、このカンでは気付けない。

 

 

なぜなら、これらのカンは社会に出てから養われる社会的な感覚によって、
初めて築かれるものだからだ。

 

 

相談者の中には、「これまで一生懸命やってきたのに、どうして!」と、
感極まってしまうような方もいるけれど、ちょっと待った、と言いたい。

 

相手はまだ社会に出て、自分一人で生活をした経験もない子。

親父が今の立場になるまで社会でどれほどの思いをしてきたのか、
自分以外のために、家庭を支えるために、外で金を稼いでくることがどれほど辛いことで、
自己犠牲を伴う究極の愛情の形であるか、なんて、

 

そんなの、わかるわけがないだろう。

 

 

そういった、まだ社会的な感覚が未熟な子が最も大事だと思うのは、
いつもそばにいてくれるという分かり易い愛情なんだよ。

 

余談だけれど、これは子だけじゃなくて、若い内から家庭に入ってしまったりして、
社会的感覚が乏しい主婦なんかにも同じことが言えるな。

だから、「寂しかった」なんて理由で浮気をしたりするんだ。

 

 

社会に出るのが二十歳前後、自分で家族を持って、将来設計をして、
色々、社会での立場なんかができてくるのが、大体三十歳を越えたあたりか。

親父の背中が見えてくるのは、そのくらいになってからなんじゃないのか。

 

それまでは何歳であろうが、ガキはガキだ。

大人の感覚で愛情を受け止めろ、なんて言っても酷だと思う。

 

 

どうしてわかってくれないのか!?だって?

 

厳しい言い方になるけれど、そりゃあ、子に対する甘えだよ。

親はあくまでも、与える立場なんだ。

 

だから、仮に子から別れを告げられてしまったとしても、
あまり自分を追い詰めないでもらいたい。

親として間違っていたとは限らないのだから。

 

 

本当に愛情注いで家庭を支えてきたのであれば、
将来、きっとわかってくれる時が来る。

 

仮にわかってもらえなかったとしても、
それをひっくるめて奉仕するのが親の愛情なんじゃないのかい?

 

 

 

見返りを求める気持ちを持つな、なんて言わない。

 

ただ、それをグッと堪えて表に出さないのが親だろう。

 

 

 

伝わらないのは、仕方がない。

そのほろ苦さも含めての人生だよ。

 

 

離婚に限った話じゃない。

 

真剣に人生やっていれば、誰でも一度くらいは経験することだ。

 

 

・親権問題のワンポイント

親権についてはどうしたらいいか、なんてのは一言で答えられない問題だ。

気持ちの面での折り合いももちろんだけれど、
今後の生活のことなんかはキレイ事や精神論だけでは済まない。

リアルに考えなければならない問題なんだ。

 

厳しいことばかり書いてしまったけれど、
実際に父親で子を引き取ってちゃんと生活をしている人だって、いる。

 

線は細いが、無茶ではない。

 

ライフプランを真剣に検討した上で、本当に引き取るというのであれば、
できうる限りのサポートはさせてもらう。

 

 

 1.「父親と親権 父親は親権者になれるか」

 2.「親権を取りたい父親が考えなければならないこと」

 3.「離婚したとしても親子の関係はなくらない」

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