養育費は子の権利 父と母、どちらが払うべきか

養育費は子の権利 父母どちらが払うべきか

 

「養育費について」題目

1.「養育費は子の権利 父と母、どちらが払うべきか」

2.「相場と払い方 妻からの高額な請求への反論」

3.「養育費請求権は独立した権利」

 

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行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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養育費請求権は子の権利だ。

これは子は親と同等の環境で生活することを求めることができる権利、
いわゆる扶養請求権を根拠として認められている。

 

だから、子がいる場合はほぼ無条件で支払い義務があると考えるべきだ。

現在、支払っていなかったとしても、
相手が法律で強制的に取り立てようとしたら、まず、支払いから逃れることはできない。

これは元妻との間で「支払い無し」と約束していたとしても同じことだ。

養育費が子の権利である以上、
親同士の合意でその権利を勝手に放棄させることはできないからな。

 

親である以上、その責任からは逃れられない。

 

 

 

 

・・・と、まぁ、法律の話はここまでだ。

 

そもそもウチに相談に来る方達で、
「養育費を一円も払いたくない」とか言う人はいないからね。

 

支払い義務云々の話を掘り下げてしても、仕方がない。

 

養育費に関しては子のためにも支払うと割り切っている方が多い反面、
金銭以外の面についてこだわりや反感を持っている方が多い。

要は、子のために養育費を支払うのは構わないけれど、
それを元妻に牛耳られたり、有難味を感じてもらえないのが納得できない、というわけだ。

 

養育費請求権は権利が強力な分、
ここ最近では「払ってもらって当たり前」といった感覚でいる人が多い。

また、子のためを思って一生懸命養育費を支払っているのに、
その想いを子に伝えてもらえていない、という面も大きな問題だと思う。

 

今の養育費制度は金銭面での処理を充実させているだけで、
親子関係の持続に関してはあまりにも無頓着すぎるな。

 

男親は金だけ払っていれば良いというものでもないだろう。

 

 

あと、養育費に関してはその性質上、
とても長い期間に渡って付き合っていかなければならないものだ。

だから、その場で算出した金額だけでなく、キャッシュフローとライフプランを基に、
いかに中長期的に無理なく支払っていくかを検討することも重要だろう。

 

 

ちなみに、養育費の支払い義務は男女に関係なく発生するものだ。

父子家庭なのであれば、当然、母親には養育費の支払い義務がある。

 

しかし、平成23年全国母子世帯等調査結果報告の養育費受給統計によると、
現在の養育費の支払い率は男性が20%程度なのに対し、女性は5%にも満たない。

 

 

男と女はそもそもの社会的な立場が違う。

一つの行為について同じベクトルで論じるのはナンセンスだ。

 

しかし、上記のような客観的なデータが出ている以上、
養育費の未払い問題を論じる上で、父親のみを叩くのは間違いだろう。

 

女性の社会進出の機会がどんどん増えていっているのだから、
この件についても今後は議論されていくことになると思う。

 

 

権利と義務は表裏一体。

権利の拡充がプラスのみに転じるなんてことはありえない。

 

 

本当に賢い女性はその辺の煩わしさをよく理解しているから、
むやみやたらと女の権利向上を声高に宣言したりはしないもんなんだけどな。

 

 

 続き「養育費の相場と支払いの注意点」

 

 

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