婚姻期間の短い離婚特有の問題点

早い離婚は逆恨みを買わないよう注意せよ

 

「早期の離婚特有の問題点」題目

1.「早い離婚は逆恨みを買わないよう注意せよ」

2.「スピード離婚ほど執着を生む 恋愛に近いトラブルの形態」

3.「離婚は自分がしようと思った時にすべし」

 

関連法律知識

・有責配偶者からの離婚請求

・慰謝料の法的根拠と相場

・妻との財産分与で不利にならないための知識

 

書いた人

離婚・家庭問題はお任せください

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

・プロフィール

・マスコミ・雑誌等取材歴

・お問い合わせへ

 

秀和システム様より、本を出版しております

「プロが本音で書いた男のための離婚の本」

・詳細はこちら

 

 

早期離婚とは、大体5年未満の期間での離婚を指すものと僕は認識している。

婚活ブームの影響もあってか、
現在では年配の方の早期離婚案件も珍しくなくなってきているな。

 

まぁ、これも造語だよ。

 

僕が勝手に言っているだけだ。

 

若年離婚と対して変わらないんじゃないの?とも思われがちだけれど、
若年離婚ってのは、あくまで若年者向けの離婚案件。

早期離婚ってのは年齢に関係なく、
とにかく、婚姻期間が短い状態での離婚案件を指して言っている。

 

これの違いがわかるか?

 

それなりの年代になった上での早い離婚ってのは、
若年者の離婚と違って、資産や婚姻に関するシガラミのレベルがまったく違う。

例えば、夫が資産家であったりした時、
離婚時の慰謝料や財産分与での揉め方も変わってくる。

婚姻期間が短ければ、その分、金額も少ないだろう、
だから大したことはないのでは?とも思うかもしれないけれど、事はそう単純じゃない。

 

人が理屈で割り切れることなんて、たかが知れている。

 

法的に大したことではないだろう、なんて問題ほど、
かえって感情面で激しく揉めたりするんだ。

 

・・・まぁ、法的にどうであるかはケースバイケースだろうけれど。

 

それでも、「離婚をする」ということ自体について、
なんらかの付加価値があるものと勘違いしている人間は結構いる。

 

早期の離婚は、特にそういった連中の「損した」という感覚に火をつけやすいんだ。

 

現実と思い込みとのギャップ、これが早期離婚の大きな問題点だと言える。

 

また、子が幼い場合や、妊娠中であったりする等、
親族を交えた体裁面が深く関わってくるような問題もある。

これらの問題に対して、「法的に責任がない」なんて視点で考えていてはダメだ。

 

逆恨みを買うことも承知の上なのであれば止めはしないけれど、
それはできうる限り避けた方が良い。

将来的に何らかの形で、必ず報復を受けることになる。

 

 

 

 

違法じゃないのかって?

 

恨みを持った人間は、いちいち、そんなことなんか考えないぞ。

 

 

 

 

人間関係の内で、法律でどうこうできることは意外と少ない。

 

そして、早期の離婚はサラリと別れられる場合もあるけれど、
端的にそういったトラブルの種を含んでいる問題でもある。

 

交際なんかでも、ちょっと付き合って、すぐ別れるなんていうと、
「遊ばれた」なんて言われて、かえって大きなトラブルになったりもするだろう?

 

初めからそういう状況にならないようにケアすることが大切なんだよ。

これは法的に守りを固めるとか、そういう話じゃない。

 

 

「やっぱやめる」

 

これほど人の神経を逆なでする無責任な言葉もないからな。

 

 

自分がどう思っていたとしても、
早期の離婚は対外的にはそう見えてしまうということを忘れないことだ。

 

 

 続き「スピード離婚ほど執着を生む 恋愛に近いトラブルの形態」

関連法律知識
関連Q&A
関連ブログ

 

 前項目「若年離婚とは」に戻る

次項目「男の再婚問題」に進む 

error: Content is protected !!