妻との財産分与で後々揉めないためには
「男の財産分与について」
1.「妻との財産分与で後々揉めないためには」![]()
4.「実態の伴わない内助の功など離婚時に評価すべきではない」
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行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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僕は男の離婚というのは清算的な意味合いが強いものと考えている。
その性質が特に顕著に現れるのがこの財産分与だ。
これについては離婚の責任がどちらにあるもクソもない。
婚姻中に築いた資産は互いの協力によって築いたもの。
お互いの努力の結果物に過ぎないのだから、
離婚に至った経緯は財産分与に影響しない、というのが法律の考え方だからだ。

男性諸君の言いたい事は分かる。
でも、そういった考え方をするのが財産分与の基本的な考え方で、
当然、相手もそのくらいのことは調べて知っているはずだ。
だから、ここを捻じ曲ようとすれば、やはり協議での離婚は難しくなる。
男の割り切りの見せ所だな。
ただ、財産分与はプラスの資産だけではなく、
ローンの残債なんかのマイナスの資産も対象となるものだから、
このあたりをうまくやりくりして相手から同意を引き出すことはできるはずだ。
財産分与は結局のところ金の話だから、
なまじ数字で割り切って考えようとする人が多い。
でも実は協議離婚を成功させるにあたっては、
この財産分与が最も柔軟な発想と考え方を要求される部分でもある。
数字で割り切って解決する問題であれば、
そもそも皆、揉めないはずだからね。
現に揉めている事例があるのだから、
そこには数字の割り切り以外の問題が潜んでいるというわけだ。
僕が財産分与を「清算」と表現しているのは、
何も金銭面の意味合いだけで言っているわけじゃない。
男の離婚は先の出口を探す戦いじゃなくて、
過去に進んだ道を辿る戦いなんだよ。
揉める人が多いのは、そもそも、そこを履き違えているからなんだ。
