妻と離婚しなくて済む方法
「壊れにくい家庭の作り方」題目
1.「妻と離婚しなくて済む方法」
書いた人
離婚・家庭問題はお任せください
行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
秀和システム様より、本を出版しております
「プロが本音で書いた男のための離婚の本」
うん。
まぁ、このサイトにたどりつく人達は、
大抵、GoogleやYahoo等の検索経由だろうから初めに言っておく。
まず、こんなことをネットで検索しているようではダメだ。
なぜかって?
家庭は壊れないようにするにはどうするかを考えるよりも、
壊さない、とお互いで決め、思い続けることの方がはるかに重要だからだよ。
家庭が壊れる原因は、いつだって内側の事情。
主観だよ。
客観的な事情なんかじゃない。
むしろ、外部の事情なんか気にしている人間は、
かえって、その考えが基となって己の家庭を壊すことになる。
そういった意味では小手先の方法論のレクチャーなんかは、
間違っているとまでは言わないが、所詮、気休め程度のものでしかないと考えた方が良い。
方法論でどうにかなることならば、皆、それを実践してうまくいっているはず。
そうもいかないということは、
原因の根幹は方法論などではなく、別の部分にある証拠なんだよ。
そもそも、家庭はお互いで作り上げたもの。
壊すのも、当事者同士の主観なんだ。
浮気をしたとか、親族が壊したとか、そういった一部、外側の事情もあるのだろうが、
それにしたって、当事者の意思がまったくないわけではないだろう。
どうしてゆけば良いか、なんてのは後からどうとでもなることで、
最も大事なのはいかなる状況になったとしても、家族として生きていく決心を互いに持つことだ。
そうでなければ、失職したり、浮気等が発覚したりした後でも、
ちゃんと家族を続けている家庭があることについて説明がつかないだろう。
外堀を埋めるだけでは、人とつながり続けることなんてできない。
家族関係ってのは、本来、そんなもので変わってしまうほど軽くはないはずだ。
まぁ、唯一、挙げられる方法論があるとすれば、互いに妥協すべしということくらいだよ。
そういう、コンニャクのような柔軟な精神を持っていないと、
外側の事情に気持ちが負けてしまうからな。
大事なのは、共に生きていくという関係性を築くこと。
そのきっかけとなりうるのは・・・強いて言うなら 緊張感 かね。
たしかにパートナーとの間でコミュニケーションをとったりすることも大事だけれど、
それだけでは追っつかないこともある。
言葉だけで築ける人間関係ってのは、案外、たかが知れている。
人間なんてのは、常識と体裁という皮を剥いたらエゴの塊なんだ。
それで正常なわけ。
だから、「お互いに頑張っていこう!」と、
言葉の上で交わしているだけでつながり続けることができるほど甘くはない。
それだけでは、いざ、本当のピンチに陥った際に競り負けてしまう。
家庭を壊す魔物は常に、お互いの内側に潜んでいるんだ。
それをうまく管理する術は日頃から適度に暴れさせて、
そいつと共生する方法を互いに身につけておくことなんだよ。
抽象的な話になってしまって恐縮だが、別に難しい話じゃない。
みんな不安や恐怖を抱えながらも、臨機応変に対処して生きている。
ただ、それだけの話なんだ。