冤罪DVに対する弁護士達のここ最近の見解
現在、冤罪DVに対する弁護士達の見解は、
「最近になって増えてきた問題」として世間に示す方向で進み始めているようです。
この根拠として、「DV認定件数が増えてきたのは最近だから」という論理を出すのが一般的なようですが、
公の認定件数が少なかったからといって過去の冤罪DV件数が少なかった理由にはならないでしょう。
「冤罪DVはここ最近で増えた問題だから、
弁護士が過去に冤罪DVを仕事に利用してきた事実なんてないんだよぉ~」とでも言いたいのでしょうか。
法的な定義の内に収まるかどうかなんざ、どうだっていいんですよ。
そんなの、法律家達の都合でしょう。
重要なのはやってもいないDVをやったことにされて、
本来、とらなければならない責任から逃げられたり話を進められてしまったりすることです。
僕自身も、別に公的機関等からDV主だと認定されたわけではありませんよ。
そういった完全に事件化はしていなかったけれど、
過去に冤罪DVを主張されて逃げられたような人達のケースを「なかったこと」にでもしたいのですか。
これまで裁判所のせいにしたり、妻自身のせいにしたり、協議離婚のせいにしたり、
責任の所在をコロコロと変えて論じてきたようですが、今度はこれですか。
なんというか、必死ですね。
今後、弁護士を冤罪DVから男性を守る立場として売り込んでいきたいが、
過去に遡っての業界への責任追及や非難はなんとしてでも回避したい、という明確な意思を感じます。
んで、あわよくば元々弁護士達は、
男性の権利にも高い意識を持つ専門家であった、ということにしたいといったところでしょう。
なにもしてこなかったどころか、ずっと間逆の事をやってきたくせに。
これだけ火消しにあの手この手を出してくるということは、
過去にそれだけヤバい事件処理の仕方をしてきたという自覚でもあるんですかね。
あ、ちなみに冤罪DVに対しては細かいところでも反論できるところは反論を、
そのためにもとにかく弁護士を立てましょう、というのが弁護士達の示す解決へのセオリーのようですが、
これは間違いどころか、
男性をさらなるピンチへといざないかねないとんでもないミスリードです。
そんなことをすれば、第三者には証拠の不備を突いて逃げようとしているようにしか写りません。
痴漢冤罪やストーカー冤罪等にしても同じですが、
女性から男性への因縁はそういった特有の俯瞰的な問題点をかかえているわけですね。
それを他の男女問題等と一緒くたにして、
あからさまな悪手を公衆に向けて発信したりするのは些かどうか思います。
最近、流行なのか知りませんけれど、大量の紹介サイトや相談サイトでSeo対策しまくって、
「とにかく弁護士に相談を!」とかやっている場合じゃないでしょう。
男性は、相手の立場を明確に否定できるネタでもない限り反論などしてはいけませんよ。
もちろん、認める必要もありませんが。
冤罪DVに限らず、一般的な事件でも、
他人からおかしな因縁をつけられたら相手にしないのが一番でしょう。
そこをマジに捉えて弁護士を立ててまでして反論しようとしたりするから、
かえっておかしな目で見られてしまうんですよ。
世間に対して一律的な見解を示すのであれば、
本当に男性側に立った経験が豊富な方に論じて頂きたいですね。
あと、業界への忖度をしない人。
いないかもしれませんが。
2019.02.23 wrote
行政書士 吉田 重信
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