Q2.弁護士と何が違うのですか?

業務に関するQ&A Q2

 

 

Q.弁護士となにが違うのですか?

 

A.相談や依頼に対するスタンスが違う。

弁護士は法律の解釈や争いのプロで、
依頼人の法的利益を最優先に確保する手段を考えるのが仕事だ。

 

行政書士は一般的な法律の規定に沿って粛々と事を進める、
いわば「合意」の世界であれこれと手段を考えるのが仕事だよ。

 

他の行政書士がどうであるかは知らないが、少なくとも、僕はそういうスタンス。

 

それに必要なのは人間に関する知見、言わば人生経験だな。

 

裁判所の強制作用を使わずに法の筋道を通すんだ。

人間知らなきゃ、できる訳がない。

 

これは心理学とか占いとかの学問チックな話なんかじゃなくて、
僕が自分で経験して身につけてきた処世術や哲学的なファクターが大きい話だ。

 

法律なんかどうでもいいと言っている訳ではないが、
法律を知っているだけで動かせる物事は、案外、たかが知れているからね。

 

このサイトのコンテンツをよく読んでもらえれば、それが分かると思う。

 

僕の専門は、そういう世界の話だよ。

 

 

あと、行政書士は争い事を職務として受任しない立場だ。

当事者同士が揉めても僕にはまったくメリットが、ない。

 

そんな事態になってしまったら委託先を探さなきゃならなくなるから、
むしろ、僕にとってはマイナスに作用することになる。

 

つまり、ウチでは当事者同士を揉めさせる方向で努力することはあり得ない

 

だから、「誰かに相談したいけれど、裁判等の大事にしたくない」、
「表立って争わずに主導権を握りたい」、そういう相談事なのであれば、
弊所への相談が向いていると思う。

 

特に争ってもどうにもなりそうにないような問題であっても、
合意さえできればなんとかなるケースも多いからね。

そういう面からのアプローチなら頼りにしてもらって良い。

 

 

ただ、事案がすでに紛争化しかけているにも関わらず、
無理に裁判に持ち込まないようにするために弊所に依頼するようなことは、僕としてもお勧めしない。

裁判所を使うべき案件については無理をせず、
弁護士に依頼して解決してもらった方がうまくまとまる事例もある。

制度は使うために存在するのだから、そこは遠慮する必要はない。

 

司法の立場の人達は、そういう時には非常に頼りになる存在だ。

もし、そういう状況なのであれば遠慮せず、弁護士に相談した方が良い。

 

 

回答者

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行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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