大人にならないとわからない父親からの愛情
「子育て・教育について」題目
3.「大人にならないとわからない父親からの愛情」![]()
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行政書士明和事務所
行政書士 吉田 重信
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親からの愛情って、皆、どんなイメージを持っているんだろうね。
いつでもそばにいてくれたり、遊んでくれたり、
成長を見守っててくれたり、一緒になって悩み考えてくれたり。
そういった、日頃から親の存在を感じさせてくれるようなものを希望するのかな。
確かに親の愛情を図るファクターとしては、どれも重要なものだよね。
でも、そういった目に当たりやすい行為がないからといって、
自分に対する愛情がないというのは違うと思う。
男親なんかは特になんだけれど、
基本的に子にベタベタしたりしている人は少ない。
今は世情が変わって大分変化もしてきたかもしれないが、
元々はそういう感じが当たり前だったんだよ。
じゃあこれを子に対する愛情や関心がないのかというとそれは早計な考えで、
単純に愛情の形が女と男じゃあ違うんだよな。
母親の場合は常に子と一緒にいることが多いから、
子に前述のような接し方をしているケースが多いだろうけれど、父親はそうはいかない。
仕事に行っているから等の物理的な理由ももちろんあるが、
まぁ、これは今のご時世では母親もそう変わらないか。
でも、そういった理由だけではなくて、
単純に生物としてのそもそもの役割が違うという面もある。
別に子育ては男がこうであって女はこうなどと言うつもりはないが、
子は可愛がって育てるだけじゃなくて、育てる環境に対する危機管理や対策は必要だろう。
そういった管理体制を整える行為は、一般的に見るとやはり父親が担っているケースが多い。
経済的に不自由をさせないように、とか、
家の維持管理についても全てがとは言わないが、やはり父親のファクターが大きいと感じる。
そういったことを陰で担うのは父親の役割なんだ。
有り体に言えば父親の愛情って、子どもにはわかりにくいんだよね。
だから、幼い内はどうしても母親側に行ってしまうし、
周りからも実地面的にわかりやすい母親に対して支持の意見が集中してしまう。
この辺はとても理不尽に感じる面もある。
時代背景的に共働きも増えて、
そういった父親の役割が顕在化しにくくなったことも大きな原因の一つだろう。
でも、他人なんかは関係ないからともかくとして、
子は自分で社会に出て、大人になっていくにつれてきっと気付くはずなんだ。
当たり前のように過ごせていたのは環境が整っていたからであって、
その当たり前を維持していた父親ってやっぱりすごくて偉大だったんだなって。
そして、それを無償で与えられていたことも親からの愛情の一環だったのでは、と。
そういう時期に来るまでは、男は辛抱し続けるしかないね。
本来、愛情なんてものは与えようとして与えたりするようなものではないし、
感じようとして感じられるものではないはずなんだ。
そういった形として見えるものは、むしろまやかしだね。
証明できる愛情なんて、利己主義もいいところだよ。
見えぬところでの愚かしさこそが愛情ではないのか。
