裁判所手続きを背景とした「脅し」について

裁判所手続きを背景とした「脅し」について

 

 

・前回のコラムからの続きみたいになるけれど、
弁護士達が行う司法手続きには初めから結果をアテにしないものも含まれていたりする。

初めから司法審査の結果を尊重する意思がないという部分が核となる話だから、
これは人を訴えるだけ訴えておいて、自分はその判決や決定には従わないような行為も同義だわね。

 

子の面会拒否事案においては、特にこういった行為が行われている比率が高い。

そしてそういう行為に走る弁護士ほど自分達は判決や決定を無視する気マンマンのクセに、
その相手方には司法審査の流れに従えと通告してくる傾向がある。

 

裁判所を背景とした上で、その威光と建前を立ち回りに利用しているんだな。

 

 

この通告を真に受けて勝ち負けの話なのだから、と捉え、
どれだけ司法の結果に期待を寄せたところでその相手が利することは決してない。

勝ったら相手をそれに従わせて、負けたら自分達は結果に従わないというのだから、
これは至極、当たり前の話だろう。

 

言わば、相手方にはタヌキの宝くじを握らせているようなものだ。

 

しかし、裁判所手続きを建前に話をされてしまうと、相手方はそれに従わざるを得ないのが現実。

それをブッチするということは法に従わぬ、
ひいては自分は法の救済を受けられぬということを甘受するということでもあるからな。

 

これはそういう相手方の社会性における倫理観を利用して、
自分達の有利に話を進めようとする手法。

 

相手方を縛り付けることだけを目的として、裁判所という建前を利用しているということでもあるな。

 

 

 

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それって、脅迫になるんじゃねぇの。

 

 

 

要は、相手を脅して躊躇わせるために裁判所の話をしているわけなんだからさ。

 

テメーはハナから従わないってことは、そういうことだろうが。

 

巷でもよく言われるようになったが、
「訴えてやる」という言葉は言うだけタダとはなり得ない。

本当にそのつもりがなく、脅かすつもりで言っただけならば脅迫になるんだよ。

 

だから裁判所の判決や決定をハナから無視するつもりの上で、
相手方に裁判所の手続きに従うよう要求する行為も脅迫罪が成立する余地があるんじゃねぇの。

 

 

弁護士も、それに指示している、もしくはその指示に従っている当事者達もな。

 

代理人のしでかしたことは本人達にも影響があるんだから、これは当たり前の話じゃん。

 

 

弁護士が「自分の独断でやったこと」とでも言い張ってくれたら、話は別かもしれんがね。

 

 

まぁ、それはあり得ねぇよ。

 

連中が自分を犠牲にしてまで他人を庇うなんぞ、するわけがない。

 

 

結局は、一蓮托生になる。

 

場合によっては、依頼人に指示されたこと、と裏切られたりもするかもな。

 

 

そういうバックグラウンドを見た上でも、
家族案件、特に子にまつわる事例に関しては弁護士に任せっきりにするべきではない。

 

現実の話として己の独善性が暴走し、こういった行為に走る弁護士達が後を絶たないんだ。

 

それを「強引なやり方だなぁ」程度で済ませてしまっているこの業界はどうかしている。

 

 

建前さえ用意しておけば正当行為ってか?

 

そんなことを抜かすような連中が、他人に違法性云々を語るんじゃねぇよ。

 

 

2025.05.25 wrote

行政書士 吉田 重信

 

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